2008年10月31日金曜日

星の王子さま


ブログで知り合ったお友達の小梅さん、「星の王子さま」を読まれたそうす。
     
私もたまたま母親が1年ほど前に送ってくれた新訳の「星の王子さま」が手元にあったので読みました。

星の王子さまが地球までやってくる道のりで、いくつかの惑星に寄り道します。  
    
それぞれの惑星には「変わり者」がすんでいます。
この変わり者たちは実は「現代の大人たち」を描いています。
純粋な心を持つ星の王子様からみれば、
「あまり意味のないことや、人の役にもたたないことに固執している人たち」であり「人生で本当に大切にしなくてはいけないものを知らないで毎日生きている人達」といったところでしょうか。
  
私も現在37歳です。子供からしたら「おばさん」の域。いつの間にか大人になってしましました。
  
こんな私を星の王子さまが見たらどんな大人に思うでしょうか。
 
私はどんな惑星に住んでいて、何をしている人間なのか、ちょっと考えてみました。
   
  
まず私の惑星はあまり大きくありません。大きな机が置けるぐらいのスペースがあるくらいの惑星です。机の上には私の「プロジェクト」に必要な資料、本などがおいてあります。星の王子さまに「何をしているの」と聞かれれば「いつかは自分なりに人助けが出来ればと思って、少しずつ勉強などしているんだよ」とでも答えるでしょうか。
  
それから机の上には一輪の小さな赤い花があります。
この花はわがままですが、機嫌がいいときはケタケタ笑います。
自分の見たことや感じたことを私に話すのが大好きで、話し終わると「おもしろいねー」とケタケタ笑うのです。
  
私と遊んで欲しくて、仕事の邪魔もしょっちゅうです。
でもそんな時は出来る限り遊んでやります。
私の持っているたった一輪の花だからです。
  
星の王子さまは私の机にならんだ資料や本をみて、「なんであんなつまらないものを一生懸命読むのだろう」と疑問に思うでしょう。私がやっている事が将来人を助けるかもしれないって、保障もどこにもありませんから。
 
でも星の王子さまとは、私の赤い花の話で盛り上がれるはずです。
 
彼も自分の星に残してきた愛する花があるからです。
  
それで星の王子さまも、私のことを少し理解してくれるかもしれません。
  
「あの人はなんかツマンナイ物を読んでばかりいたけど、すくなくても花を一輪、こよなく愛していたよ」って。
  

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

意味深いお話(記事)ですね。
人助けが出来るように勉強してすばらしいです。
記事を繰り返して読んでいるうちに、「何でも一生懸命なんでもやれば成し遂げられる」と思いました、自分も含めて。

まず、私は英語の勉強をしっかりやろうと思います。知らない単語が出てきたら、「即調べる」を実行したいと思います。

自分の態度を見直すいいチャンスをもらいました。ありがとう。

Take care.

うな さんのコメント...

マープルさん、

そうですね。私も人は努力さえすればどんな目標でも成し遂げられると信じています。ただ誰でも永遠の時間は無いので、「人生のうちに何を達成するべきか」というのは重要な問題だと思います。人によって幸せの定義は違いますから、その人にとって何が最も重要かも難しい問題ですね。

私もまだまだ未熟で、勉強たらずです。頑張っていきたいです。

匿名 さんのコメント...

読んで下さって、ありがとうございます!

そっかー。
自分に置き換えるなんて、うなさん、最高です!

本当は人生においてさほど意味を持たないものを
大事にしているいろんな星の王様はまさに、
現代社会の大人達ですね。
大事にしているというか、そうなってしまった
ことにすら気づかなくなってしまったというか。
それがとても淋しいことだということにも気づけなくなってしまった、かわいそうな王様達ですね。

もし、王子さまが私のところに来たら…と
考えてしまいました。(^o^)
少しでも王子が共感出来るように、本当に大切なものを
見定める心眼欲しいです!
そのためには、西の魔女を目指さなくては。

うな さんのコメント...

小梅さん、

「西の魔女。。。」を私も機会があったら注文して読みますね。小梅さんの感想から、とっても心の栄養になる本のようですから。
 
毎日、大切なものを愛しみながら生きていきましょう!