2008年10月31日金曜日

ハロウィーンの夜

今日はハロウィーン。

昼間は時間があったので、義姉と甥っ子といっしょに「ビバリーヒルズ・チワワ」という動物ものの映画を見に行きました。
  
夕方は、私の学校で毎年恒例になっている"Haunted Hallway"という行事がある日です。
これはあまり安全でない地域にすむ子ども達が、安全にTrick-or-treatingができるようにと、学校の一部が開放されます。

娘、義姉、甥っ子と一緒に参加しました。
  
この日、学校の廊下とクラスルームの一部がハロウィーンにちなんでお化け屋敷のように飾りたてられます。ゲームをやるテーブル、クラフトができる部屋、大きな子どものための怖いお化け屋敷、外には布でつくったかなりこったメーズ(迷路)が作られていました。
  
娘はパンプキンのクラフトを一つやり、満足そうでした
でも廊下にあって、急に飛び出してきたピエロのようなデコレーションにびっくりし、「もういらない。こわい」といって家に帰りたがってしまいました。

メーズも怖がって入ろうとしません、結局私と甥っ子(義姉の息子)でメーズにトライしました。


学校を6時半ごろ後にし、家に戻りました。
 
私の住んでいるストリートではハロウィーンを祝う家が多く、近所からも沢山の子ども達がお菓子をもらいに集まってきます。
 
義姉と甥っ子に頼んでTrick-or-treatに娘を連れていってもらったのですが、どうやらハロウィーンのデコレーションが怖いらしく、10分もしないうちに帰ってきてしまいました。
 
代わりに家にお菓子をもらいに来る子ども達に、お菓子を配るのが楽しかったようです。コスチュームを着た子ども達が玄関にやってくると「あー、やってきたよー」といって片手にいっぱいのお菓子を子供達の袋に入れてやっていました。


映画、学校の行事、家でのハロウィーンと、盛り沢山の一日でした。
 
夜9時ぐらいになると私もかなり疲れていたのでしょう。長いすにごろんと横になり少し寝てしまいました。義姉が娘を見ていてくれて、私を休ませてくれたので助かりました。

星の王子さま


ブログで知り合ったお友達の小梅さん、「星の王子さま」を読まれたそうす。
     
私もたまたま母親が1年ほど前に送ってくれた新訳の「星の王子さま」が手元にあったので読みました。

星の王子さまが地球までやってくる道のりで、いくつかの惑星に寄り道します。  
    
それぞれの惑星には「変わり者」がすんでいます。
この変わり者たちは実は「現代の大人たち」を描いています。
純粋な心を持つ星の王子様からみれば、
「あまり意味のないことや、人の役にもたたないことに固執している人たち」であり「人生で本当に大切にしなくてはいけないものを知らないで毎日生きている人達」といったところでしょうか。
  
私も現在37歳です。子供からしたら「おばさん」の域。いつの間にか大人になってしましました。
  
こんな私を星の王子さまが見たらどんな大人に思うでしょうか。
 
私はどんな惑星に住んでいて、何をしている人間なのか、ちょっと考えてみました。
   
  
まず私の惑星はあまり大きくありません。大きな机が置けるぐらいのスペースがあるくらいの惑星です。机の上には私の「プロジェクト」に必要な資料、本などがおいてあります。星の王子さまに「何をしているの」と聞かれれば「いつかは自分なりに人助けが出来ればと思って、少しずつ勉強などしているんだよ」とでも答えるでしょうか。
  
それから机の上には一輪の小さな赤い花があります。
この花はわがままですが、機嫌がいいときはケタケタ笑います。
自分の見たことや感じたことを私に話すのが大好きで、話し終わると「おもしろいねー」とケタケタ笑うのです。
  
私と遊んで欲しくて、仕事の邪魔もしょっちゅうです。
でもそんな時は出来る限り遊んでやります。
私の持っているたった一輪の花だからです。
  
星の王子さまは私の机にならんだ資料や本をみて、「なんであんなつまらないものを一生懸命読むのだろう」と疑問に思うでしょう。私がやっている事が将来人を助けるかもしれないって、保障もどこにもありませんから。
 
でも星の王子さまとは、私の赤い花の話で盛り上がれるはずです。
 
彼も自分の星に残してきた愛する花があるからです。
  
それで星の王子さまも、私のことを少し理解してくれるかもしれません。
  
「あの人はなんかツマンナイ物を読んでばかりいたけど、すくなくても花を一輪、こよなく愛していたよ」って。
  

2008年10月30日木曜日

化学療法3日後

昨夜は少しお腹が痛くなり、深夜に3回ほど起きてしまいました。

頻尿ぎみでもありました。


でもどうにか朝は起き、子どもをデイケアにつれていき、念のため嘔吐をおさえる薬を飲んでおきました。


私の副作用はどうやら夜にジリジリと始まるようです。夜快適な場合、次の日も調子が良いです。

義姉は息子をつれてクリニックに行ったので、私は10時ごろから1時ごろまで昼寝をしました。

午後は何をすることもなしにボンヤリすごしました。義姉が夕飯を作ってくれました。

夕方はまたクラスメートが一人(Jin)が家に来てくれました。シーフード・スープを持ってきてくれました。
  
夜はテレビで"Breast Cancer Diary"という一人の乳がん患者のドキュメンタリーをやっていたので見ました。

  

2008年10月29日水曜日

今日の調子はとても良いです

昨日化学療法を受けたばかりなので、今日はダウンかなと覚悟していました。
ところが、とても調子が良いのです。かえって昨日よりも良いみたい。
  
子どもを生んでから頭がボーっとするような、ずっと時差ぼけのような感覚に悩まされることがありました。昨日、一昨日と、その症状がまた現れ、かなり不快だったのでが、今日はその症状もほとんどありません。すがすがしい一日で、家事などはかどってしまします。
 
今夜はアトランタから義姉が来てくれるので、それまでに家を片付けます。
 
さらに日本の友達が送ってくれた荷物を取りに、郵便局まで行けそうです。
 
なんだか何でもできそうな日です!ずーっとこんな調子だといいのですがね。

ただ一つ悩まさたのは便秘です。30分ぐらい便座にすわっている羽目になり、お尻がいたくなりました。。。

2008年10月28日火曜日

化学療法四回目

とうとう術前化学療法最終日です。 朝は少し早めに起き、子どもを8時にはデイケアへ。   
  
その後、高速で病院へ向かっている最中でした。 ギアチェンジをしても車がブルブルをふるえ、スピードアップしません。 おかしいと思ってギアをシフトダウンしましたが、力が出ません。 高速というのに、超ノロノロ運転で、後ろの車も全てバックアップ。。。 仕方ないのでハザードランプをつけてエンジンを一度切り、エンジンをかけようとしましたが、全く動きませんでした。   
  
昨日に続けてまた車のトラブルです。それも今日は化学療法の日なのに、高速のど真ん中で車が止まるなんて。。。最悪です。   
  
アメリカでは高速で故障車をヘルプしてくれるサービスがあります。しばらくすると助けのトラックがやって来ました。状況を説明すると、まずは後ろから押して緊急レーンまで車を移動させてくれました。そしてAAAに電話し、レッカー車のアレンジをしました。   
  
30分ほどしないうちにレッカー車がやってきました。それも昨日と同じレッカー車。。。同じ担当者。。。ちょっとはずかったです。   
  
どうやらクラッチがいかれたようで、ボンネットの中から煙が出ていました。煙が怖いので、レッカー車に一緒にのせてもらって家に帰りました。   
  
さて、病院の予約は8時30分。家に帰ってきたのは9時半を過ぎていました。病院に電話し、どうしたらいいか訪ねました。10時半までに来れば先生が診察してくれて、化学療法も受けられるとのこと。急いで家を出ました。


10時半に腫瘍内科の先生に診てもらうことができました。下血がまだあると話したら、「お尻をみまよう」といわれたので、ペロンとお尻出してきました。痔といってもいぼ痔ではないようです。おそらく中が切れているのでしょうと言われ、便をやわらかくする薬を出してくれました。


インフュージョン・センターについたのは11時を過ぎていました。血液検査を昨日終わらせておいたので、かなりの時間が短縮できました。お昼を注文しましたが、おいしくなくてほとんど手をつけませんでした。お昼の後はずーっと眠っていました。 
  
3時40分に目が覚めました。看護婦さんに「もうすぐ終わりますか?」と訪ねると「実は1時にすべて終わりましたよ」との答え。私がぐっすり眠っていたので、起こさないでおいてくれたのです。感謝すべきなのか、いなか。。。複雑な気分ですが、よく休めたのは良かったです。
 
さて、次にファーマシーにいって薬をもらいました。でもやはり大勢の人が待っていました。待ち時間が長い事を察し、隣のビルにあるフードコートへ。特にお腹が減ってはいなかったけれど、食べれる時に食べておこうと、ピザとマンゴのスムージーを買ってまたファーマシーへ戻りました。
 
お隣に座っていた老夫婦と話を待ちながら待っていました。彼らの待ち番号は870、私の待ち番号は888でした。5時には病院を出て子どもをデイケアに迎えにいかないと。。。と話したところ、最後に待ち番号の札を取り替えてくれたのです。本当に優しい老夫婦でした。ありがたく札をいただき、5時ちょうどに病院を発つことができました。
 
さて、次は渋滞との闘いでした。高速に乗るまで一つトンネルがあり、そこがいつもラッシュで混みます。さらに高速にのってからもノロノロ運転でした。家についたのは6時15分。急いで子どものチャイルドシートを車に設置し、デイケアへと向かいました。ぎりぎりですが6時30分の閉館までに間に合いました。
  
さて、家に帰る途中で気付いたのですが、もらった薬のなかに、嘔吐止めがはいっていません。病院に戻ることはできないので、子どもを向かえに言行ったその足で、家の近くのクリニックのファーマシーに行くことにしました。こちらでもかなり人が待っていました。待ち番号の札をとり、子どもが「アイスクリーム食べたい」というので時間つぶしに近くのマクドナルドへ。ドライブスルーでアイスクリームだけゲットし、またファーマシーに戻ってきました。
  
やっと全て終わり、帰りにお店によって昨日から約束していた粘土を買って、家ついたのは8時30分。
  
でも何だかんだ言って、今日の目標はぼぼ全て達成された。。。かな?

2008年10月27日月曜日

車のトラブル

先週動かなくなった車を、週末はひとまずずっとデイケアの駐車場に置きっぱなしにしてありました。
 
今日の朝その車にキーを入れてまわすと、何とエンジンがかかるじゃないですか。
おそらくバッテリーが古くなっていると思われるので、その足で車を修理してくれる所(Sears)へ。 検査の結果、やはりバッテリーが悪くなっているとのことで換えてもらいました。待ち時間が長かったので、私は隣のモールで1時間ほどウロウロ。

「ばっちり直りました」との店員の言葉に、すっかり安心した私。
家に帰ったものの、車庫を空けるリモコンがもう一つの車(朝デイケアに乗っていった車で、この車と引き換えに、その時点ではまだデイケアに置いたままでした)にあることに気づきました。
  
それでまたデイケアへ。

デイケアについて車のエンジンを切り、もう一つの車の中にあるリモコンを取り出しました。 そして今直したばかりの車をスタートさせようとしたところ、またエンジンがかかりません!
  
しょうがないのでAAAを呼びました。40分ほど待たされて、バッテリーを充電してくれたのですがスタートしません。これは「スターター」が悪くなっているから、レッカー車で運ぶしかないとのこと。
 
そしてまた30分ほど待たされました。私は車の中でうたたね。
 
3時ごろにやっと来てくれました。私は待ちつかれたので「もう一つの車で先に家に帰ります。あとはよろしく」とさっさと家に帰ってきました。
 
10分ほど遅れて家にレッカー車が着きました。道に出てみると、持ってきてくれた車のバックライトが点いています。「スタートしないはずなのに。。。」と思ってると、レッカー車のお兄ちゃんの一人が「エンジン問題なくスタートしたよ」との言葉。もう「あっそ」って感じです。どうも私の時だけスタートしてくれないようです。
 
レッカー車が去った後、車をサイドを蹴りたい衝動に駆られましたが、我慢我慢。
  
3時半ごろ、がんばって血液採取のため病院へ。
  
全て終わり帰ってきたのは5時を過ぎていました。そろそろ子どもを向かえに行く時間が迫っています。
  
まったく何もできない一日でした。
  
  
車のトラブルはさておき、やっと味覚が戻ってきました。
でも明日また抗がん剤投与です。2週間に一度はシビアです。

2008年10月26日日曜日

お友達のうちへ

夕方は昔こちらにいた友達が4ヶ月になる子どもと旦那さん連れで遊びに来ると言うことで、会いに生きました。
  
こちらに13年住んでいる日本人のご夫婦のところに滞在というとで、そちらに6時半ごろに。
  
結局夕飯までご馳走になって帰ってきました。
  

ハロウィーンのイベント

今日は晴れ間が広まり、綺麗な秋日和です。
近くでハロウィーンのイベントをやっていたので、子供を連れて行って来ました。

ショッピングセンターの広場でお店がテーブルを出し、コスチュームを着た子ども達にお菓子、連れ添いの大人達に宣伝のビラを配っています。あと無料でフェイスペイントや似顔絵、パンプキンにシールを貼ったりペイントするアートコーナーがありましたがうちの子は興味なし。さらっと一通り見て帰ってきました。
 
写真の左にいる黒い衣装をした人がわかりますか。竹馬に乗っていて、普通の人の二倍以上の身長です。顔は骸骨のメークでちょっと怖め。人目見た娘は怖がって、わたしにぴったりくっついてきました。

2008年10月25日土曜日

パンプキン

きのうデイケアで買ったパンプキンを使い、今日思い切って Jack O' Lanternを作りました。
モチーフはうちの娘です。出来上がった後、中にロウソクを入れて灯しました。

娘の感想は「あー、ママ、すごーい」でした。何を作っても「すごい」と言ってくれる娘でありました。

小雨

今日は午後から小雨でした。

近くで子供対象のハロウィーンのイベントがあったので娘を連れて行く予定でしたが、雨で明日に延期になってしまいました。

代わりにグローサリーに買い物に行き、娘が「わんちゃんとお魚が見たい」と言うので、帰りに二件のペットショップに娘を連れていきました。
  
一件目は"Puppyville" という子犬専用のペットショップです。2x2mぐらいのガラス張りのスペースに、5-7匹の子犬が入っています。こちらはスッと一通り見て出てきました。
  
同じショッピングセンター内で4-5件隣のお店は"Animal Jungle"という、もともとは魚専門のペットショップ。中はかなり大きく、魚からトカゲや蛇などの爬虫類、大きなオウムから小さなカナリアなどの様々な鳥類、ウサギやハムスターなどの小動物類など様々な動物を取り扱っています。また非売品のオセロットなども展示しています。ちょっとした動物園です。今日は土曜日だったので、家族連れのお客さんが沢山来ていました。みなさん何を買うわけでもなく、見物だけのようです。
  
帰りに娘が「じゃあ、お魚買ってかえろう」と言い始めました。別に金魚一匹ぐらいなら安いのですが、魚といっても大切な命。あまり気安く手に入れて、死なせてしまっては可愛そうだと思ったので買いませんでした。
  
帰り道、娘が少し眠たそうな顔をしています。少しドライブがてら車をビーチに向かって走らせていたら、眠ってしまいました。さて、6時ごろ家に着きましたがぐっすり眠った娘を起こしたくないので、車のなかでそのまま昼寝をさせました。私も車のシートを後ろに倒し、一緒に寝ました。外は小雨が降り続いていました。いつもは夕方のこの時間、近所の子供達が道に出てバスケットボールをしたり、人が犬の散歩やウォーキングで家の前を通ります。小雨のおかげで家の周りは大変静かです。誰に邪魔されることもなく、1時間ほど車の中でうたたねをしたノンキな親子の私達でした。

Living Proof

先日テレビで"Living Proof"というテレビ映画を放映していました。
録画しておいたので昨日の夜、2時まで夜更かしして見てしまいました。
   
乳がんの知識がある方にはおなじみですが、HER2と呼ばれる遺伝子が過剰発現したタイプの乳がんによく効くハーセプチンという比較的新しい薬があります。Living Proofは、この薬を開発した医師兼科学者、Dr. Dennis Slamonの話です。

Dr.Slamonは現在もUCLAで現役で活躍しておられます。
これからも頑張って研究されて、乳がんが根治できるような治療法を発明してほしいですね。

2008年10月24日金曜日

口の痛み

カンジダが出てきたあたりから、口の角が切れて痛くなってきました。
今は左右両方とも切れていて、大きく口を開けたり、しみる食べものを食べると痛いです。
喉もなんとなく違和感があり、夜と朝に呼吸がスムーズで無い気がして気になります。
   
肩や腰や、少しでもだるさがあったりすると気になります。
   
腫瘍内科の主治医の先生によると、化学療法中は癌が進行する事はまずありえないというので、 あまり悪い方向に考えないほうがいいのは分かっているのですが、やっぱり気になります。
 
今日の午後は何もやる気が起きませんでした。
唯一やったことといえば、昨日買ってきたハロウィーンのデコレーションをいじり、家の前の木に飾りつけたことです。

デコレーションにお金をかけるつもりないので、ただ雰囲気だけ。。。です。

夕方子供をいつもの通りデイケアに迎えに行きました。家に帰ろうとして車をスタートさせようとするとエンジンがかかりません。デイケアに来るには全く問題がなかったのに、びっくりです。でも前もこんな事がありました。前回のようにたまたま他のお子さんを迎えに来た父兄の一人に声をかけ、バッテリーをチャージしてくださいと頼みました。快く助けて下さったのですが、まだエンジンがかかりません。どうやら原因はバッテリーではないようです。
  
仕方がないので、車をデイケアに停めておき、徒歩で家に帰りました。子供といっしょなのでのんびりです。家につくまで1時間近くかかってしまいました。でも夕方の空気が心地よく、ハロウィンなどの飾りをした家々を見ながら帰ったので苦にはなりませんでした。子供とも見える景色についておしゃべりしながら歩きました。途中にリスなども顔をだしました。
   
家にやっとついて子供に夕飯を食べさせ、またデイケアに向かいました。今日は年に一度の「秋のフェスティバル」をやっているからです。デイケアに通う子供達がコスチュームを着てやって来て、各クラスルームに設けられたゲームコーナーや、野外のDJによるダンスパーティーなどを楽しんでいました。
  
うちの子はゲームにもダンスにも興味がなく、3-4個飴をもらって「もうお家に帰ろう」と私の手を引っ張って出口のほうへ。仕方ないので3ドルでパンプキンを買って帰ってきました。
  
「なおちゃん、ミス・サラ(子供の担任の名前)が好きでしょ?」と聞くと、「なおちゃん、ミス・サラいらない。なおちゃん、ママが好き」という答え。やはり家のほうが良いようです。必要以上にデイケアに居たくなかったようです。
 
夜はチリ産の冷凍サケを焼きました。白米と一緒に食べたら味が分かりました。調子にのって大きなサケ一枚(薄っぺらですが、25cmぐらいありました)一人で食べてしまいました。
  
明日はもっと味がわかるかな、と少し期待してしまいます。

円相場

今日テレビで円相場が一時一ドル90円87銭と言っていました。

実際に円からドルを買うと94.2円ほどで買えます。
先々月の8月でも一ドル110円ぐらいだったのに、それから20円の急落です。
過去二年の外国為替ルートを調べてみると、去年の6月には一ドル124円で、今年の三月には98円ぐらいでした(グラフからの読み取りなので正確な数値ではありません)。
去年の6月と比較したら34円の下落です。今日本からアメリカ旅行に来る人にとっては、超お得ですね。
  
だって100万円持っていたとしましょう。去年の6月だったらこの100万円は8065ドルにしかなりませんでした。でも同じ100万円が今日取引すると10616ドルに。約2550ドルのお得です。20万円以上得したことになります。

学校休学中で時間をもてあましているので、「経済学」のケの字も知らないくせに、こんな事を考えている私でした。。。

2008年10月23日木曜日

ちょっと買い物に

ご近所のお家です。本格的におばけのデコレーションを飾っています。私はここまでやりませんが、子供達もお菓子をもらいに来るので少しだけ飾ろうかなと思っています。
今日は特にやることもなく、半日を家でだらだら過ごしました。

テレビをみたり、本を読んだり、ゆっくりお風呂につかったり。

昼寝はしませんでした。横になってみましたが、どうも眠れません。

そこで外出することにしました。

来週はハロウィーンですし、ジョージア州から義姉とその息子が来るので一ドルショップでハロウィーンのデコレーションなどを少し買いました。それからその隣にあるKマートに行きました。おもちゃ売り場で娘のおもちゃと友人の子供のクリスマスプレゼントを購入しました。アメリカではもうクリスマス製品が並べられています。ぎりぎりだといいものが見つかりにくいですし、今年のクリスマスは治療の真っ最中でしょうから、早めに良さそうなものを買っておきました。

今日の朝お茶漬けを食べたら少し味がわかりました。「これは!」と思っておととい作ったカレーも試してみましたが、やっぱり味付けなしのポテトサラダのような味しかしませんでした。

買い物の帰りにケンタッキー・フライドチキンのドライブスルーでコンボを購入。フライドチキンもやはり味気なく、フライドポテトも油の味ぐらいしかしませんでした。ベイクト・ビーンズは少し辛味がわかったぐらいです。それでも味が分からないわりにコンボの半分ぐらい平らげました。味が分からなくても食べれるだけありがたいのかもしれません。

2008年10月22日水曜日

おばけは怖い?

昨夜はちょっと夜更かしして2時まで起きていました。だらだらテレビを見たり、一年時の内容の「解剖学」をちょっとおさらいしたりして、アッというまに時間がたっていました。    

朝起きたのは9時過ぎでした。あわてて子供を起こし、デイケアに連れて行きました。   

あと一週間ほどでハロウィーンです。私が住む通りはハロウィーンのデコレーションを積極的にしている家が多く、当日はコスチュームを着た子供達でにぎわいます。娘はリアルなお化けの飾りなど、怖がるふしがあります。   

デイケアに行く途中、大きなお化けの飾りがしてある家の前に来ました。蜘蛛の巣などはってあり、リアルな骸骨系の人形が大きな木から吊るしてあります。車の速度を落とし「ほら、見て。おばけだよー。ちょっと怖いねえ」というと、「おばけ、怖くないよお。ハロウィーンだよ」と反対に言われてしまいました。自分の意見を持ち始めた娘に、ちょっとにっこりした私でした。

2008年10月21日火曜日

腹が立つ電話


今日の夕方、電話がなりました。
コーラーIDには"Private"となっています。海外にいる夫か、夫の会社からの電話かもしれないので電話に出ました。

電話の相手は貧困層の乳がん早期発見のために、マモグラフィーなどを提供するため資金を募っていると組織とのこと。チャリティー押し売りの電話です。アメリカには健康保険をまかなえない人が大勢いますから、助けてあげたい内容ですが、どうも組織の正体とかがはっきりしません。とにかく小額でもいいからお金を出してくださいと言う。
  
アメリカではこのように電話で募金を募る電話がよくかかってきます。いつもは英語がわからないふりをしてごまかすのですが、今回は乳がん関係だったので少し話しを聞いてみようと思いました。ただし私の電話番号と名前を何処から入手したか気になったので、訪ねてみました。そると去年からあるシステムの中に入っていたと、漠然な回答。「システムって、どんなシステムですか」と訪ね返すと、舌打ちする音が聞こえ、電話をガチンと切られました。
  
なんと無礼な人だろうと憤慨しました。乳がん早期発見という目標を本当に掲げている組織かもしれませんが、あんな態度で仕事をしているんなら、やめたらいいと思いました。チャリティーでやっているという信実さが全く感じられませんでした。 もしコーラーIDで電話番号が分かるようなら、追って電話をし、苦情を申し立てているところです。

すがすがしい秋日和です

朝起きて口の中をみると、白いカンジタは消えていました。
薬がテキメンに効いたのかな?
念のためまずい薬を今日もう一度飲んでおきます。
   
今日も日中は恒例の三時間昼寝です。
起きて何かしてもいいのですが、「今日はこれをしよう!」という気持ちになりません。
味覚障害からお腹もへらず、食べる量も少ないので元気が出ないのでしょうか。
鬱になっているとは思いませんが、不安も多いのでやる気がでないのかもしれません。
   
今日は唇の角が切れていて、パイナップルを食べたらしみました。
唇の内側も少し粘膜が剥けたようになっています。


体重を量ったらまた減っています。化学療法開始前より約5キロの減少です。なるべく急激に減らしたくないので、先週友達のKatieがもってきてくれたスープを沢山(2杯)食べました。
午後はボーっと料理番組をみていました。味覚がないぶん「あれはどういう味がするんだろう」「あー、ああゆうふうに料理ってするんだ」と、料理不精な私が興味深く見てしまいました。ちょうどキノコのリゾットや、中国風のチキンのおかゆなど、病気のときに食べられそうなものをやっていました。チキンのおかゆは簡単に作れそうでした。
     
昨日子供が「カレーたべたい」と言っていたので、今日の夕飯はカレーにします。

2008年10月20日月曜日

カンジタ菌の薬

朝起きて病院に電話をかけました。看護婦さんが応答してくれて、状況を説明しました。私の主治医に連絡して、追って電話をかけてくれるとのこと。
        
子供をデイケアに連れて行った後、病院から電話がかかってきました。  
飲み薬を出すので、ファーマシーまで取りにいってくれとのこと。
体が火照る感じが時々しますが、特に高い熱などないので(計ったなかで最高は99.5F)受診しなくても良いとのこと。
    
化学療法中はカンジダ感染は良く見られる症状ということで、あまり深刻ではない印象をうけました。
昼前から日中にかけて3時間ほど昼寝をし、4時半過ぎにファーマシーへと向かいました。
 
風邪の季節柄か、ファーマシーは混み合っていて、1時間近く待たされました。
もらったのは"nystatin(ナイスタチン)"という薬。抗真菌薬です。15mlほどを口に含んでうがいし、そのまま飲み込みます。何か気持ち悪い感じがしますが、お薬だから仕方ありません。頑張って飲みました。味覚障害が在るとはいえ、まずい薬であるのが臭いでわかりました。口に含んでうがいし、思い切って飲み込みました。やはり「おえー」と来ましたが、頑張って吐かないようにしました。
  
薬は一日に4回まで、治るまでとの支持です。カンジダ、はやく治ってほしいです。はい。

今日両方の親指をふとみると、白い三日月の上が黒っぽくなっています。まだあまり酷くはありませんが、話に聞いていた爪の色素沈着が始まっていることを確認しました。

2008年10月19日日曜日

カンジタ菌?

昨夜も雨が降り続き、今日は少し肌寒い曇り日の日曜日です。  
  
水曜日から来ていた義姉も今日帰ります。
  
どうも化学療法中は夜中に目が覚めてしまいます。11-12時ごろに寝ても3時頃、トイレに行きたくなって目が覚めます。それから1時間後にまた何故か目が冴えてしまうのです。たえず舌に独特の感覚があることがあり、それで目が覚めるのかもしれません。休みはたっぷり取りたいので、頑張って目をつぶり全身をリラックスして眠りにつこうと努力します。それでなんとか8時か9時前頃までぐだぐだと寝ています。
  
学校も休学中なので、早起きするストレスもありません。ただ平日は娘を9時半ぐらいにはデイケアにつれていかないといけないだけです。あまり遅く連れていくと「昼ねをしないでこまる」だの言われます。
  
午後1時ごろ、お向かいの子が家族も家にいるので娘を少し預かってくれると言ってやってきました。体調は良くて子供と買い物にでも出ようと思っていたのですが、少し甘えてベイビーシットしてもらうことにしました。子供がいない間、少し横になっていました。2時間ちかく昼寝をしましたが、起きた時に胸がすこし詰まった感じと頭がほてった感じがあり、心地良い寝起きではなかったのが残念でした。起きたときに少し胸が詰まった感じがするのは、体に管(ポート)が入っているからと主治医に説明を受けたことがあります。頭で分かっていてもいやなものです。

さて、起きた後鏡で自分の喉をのぞいたところ、喉仏の横と扁桃腺の上のあたりに白いヨーグルトのようなものがこびりついています。見た瞬間「カンジタ菌だ」と思いました。クリニックに電話をかけると、熱があるようなら緊急救命室に、熱がないなら明日主治医に受診するよう言われました。
 
あいにく計ってみると熱はなかったので、明日の朝クリニックに電話をかけて受診してもらいます。
  

2008年10月18日土曜日

Komen's Race for the Cure

今日は小雨の降る中、Komen's Race for the Cureという乳がんのチャリティー・ウォークに参加しました。 海岸に沿って往復5キロの道のりを、自分のペースで歩いても走ってもいいというもの。


学校のクラスメートの一人がチームを立ち上げ、本来は23人のメンバーたち。チームリーダーのDioneは、今年の初めに若い従妹を乳がんで亡くしてしています。
   
当日は小雨であったこと、現地に沢山の参加者がいて込み合っていたこと、最終の集合地点などの連絡が良くいきわたってなかった事などもあって実際集合して顔が見れたのは12人ほどでした。


私は皆の顔を見て、用意していたピンバッチを渡して帰るつもりだったのですが、5キロのウォークに挑戦。チームメンバーでクラスメートでもある子(Mary Vaughn Smith) が私と一緒にゆっくり歩いてくれました。折り返し地点の2.5キロのところでは、すこし疲れ、化学療法のためしばらく運動をしていなかったので足の付け根も痛くなってきました。でも、いろんな話をしながら歩いたので、残りの2.5キロも歩く事ができました。
  
ウォークが終わったころには小雨も止み、ただの曇り日になっていました。
あまり無理してはと、イベント用に出ていた屋台やスタンドに立ち寄らずに家に帰りました。
  
「天候が悪かったら、家でおとなしくしていよう」と思っていたのですが、思い切って参加してよかったです。
  
少し歩いて運動したので、かえって気持ちのいい日となりました。
体調はびっくりするほど良かったのですが、やっぱり苦しめられつづけるのは味覚障害です。
何を食べても味気なく、食欲がわきません。
今日は試しに「塩」だけ舐めてみました。しょっぱい感じがほとんどなく、薄い味の素のような味がしました。やっぱり「塩気」を感じる味覚が無くなっていることを実感しました。

2008年10月17日金曜日

昼寝の後。。。

今日は子供を義姉にデイケアまで連れて行ってもらったあと、少し横になって4時間近く昼寝しました。
  
下腹部が少し重い感じがしていたけれど、それも少し取れました。それから右胸のしこりにちょっと触れると、なんとなくまた小さくなっている感じがします。これは初めてではなくて、以前にも何度か2-3時間ほど昼寝をして起きた後、なんか腫瘍が小さくなったように思うのです。気のせいでしょうか。
   
人は寝てるときに免疫細胞が活性化されて、感染や癌細胞をやっつけるというような事を読んだ事があります。
  
やはりストレスをためないでキッチリ体を休めることは大切だなあと思いました。

2008年10月16日木曜日

今日もまた体調はまあまあ

抗がん剤投与2日後ですが、まだ体調はいいようです。    

便秘気味ですが、下血は今日はほとんど見られず。食欲はやはり低下しています。その代わりジュースのようなものを飲んだり、果物を食べたりしています。たまにお腹が痛みますが、たいしたことはありません。たまに気持ち悪くなりそうな感覚があるので、今回は「必要に応じて飲む」と支持された薬(composine)を飲み始めました。   

白血球カウントを上げるNeupogenも皮下注射しました。   

看病に来てくれた義姉さんに頼らなくても余裕で子供の世話ができるぐらいの状態です。でもせっかく来てくれたので、甘えて子供を朝デイケアに連れて行ってもらい、夕方は子供を向かえに行ってもらって、夜はチキンスープを作ってもらいました。    

ちょっと申し訳ない気もします。

2008年10月15日水曜日

体調はまあまあです

いつもはクールの翌日に激しい疲れに襲われ、3-4日ぐたっとなってしまうのですが、今日はなぜか体調が良いです。
   
朝はなぜか体調がすこぶってよく、娘をデイケアに連れて行ってくれると約束してくれていたお近所さんに断ってまで娘をデイケアに連れていくことができました。ついでにその足で買い物まで済ませました。
 
でもだんだん味覚症状は出始めているのを感じます。何も食べていなくても、舌に変な感覚があります。あともうすでに便秘ぎみです。少し少なめだけど下血もありました。
   
午後は少しお昼ねをしました。おかげでまた少し元気がでました。  
  
午後3時半ごろにまた学校からお友達 (Katie) が訪ねてきてくれるというので、3時ごろ起きました。
   
また今夫が海外出張でいないため、午後にはワシントンDCから義姉さんが看病に来てくれます。
私がこんなに元気なのをみたら、少しびっくりするかな?

2008年10月14日火曜日

抗がん剤三回目クール

三回目のクールに行ってきました。       
            

8時前に子供をデイケアに連れて行き、病院には8時頃につきました。
始めにインフュージョン・センター(実際に点滴を受ける所)に行き、ポートから採血してもらいました。
                   
その後腫瘍内科のほうへ。9時のアポイントに少し遅れてしまいましたが、先生も朝採血してから来ることが分かっているはずなので、特に問題なしでした。
       
水曜日のPETスキャンによると、右胸の腫瘍は1.9x1.4x3.5cmから1x1.4x2.6cmに、脇の下のリンパ節は2cmから8mm、1.6cmから6mmにと小さくなりました。先生によるとなかなか良い反応ということでした。2回目クールの後の副作用の様子を話したあと、診察してくれて「たしかに胸の腫瘍は小さく、やわらかくなっている」と言ってくれました。
        

2-3日前から喉が痛く、咳もでていました。さらに昨日は夕方からずっと頭痛がし、さらに深夜に気持ち悪くなって嘔吐してしまいました。こんな状態で治療を受けられるのか、不安でいっぱいだったのですが、白血球の数もそんなに落ちていないし、おそらくウイルスによる風邪なので大丈夫ということ。化学療法中に気になるのは細菌感染だそうです。それからクール2週間も経つと抗がん剤はほぼ体内に残っていないので、この風邪の症状は治療の副作用ではないとのことでした。
           

診察のあとはインフュージョン・センターに戻り点滴です。またもや薬が届くまで時間がかかるので少し居眠りして待ちました。今回は他に3人、点滴を受けてる人がいました。その一人は年配の、乳がん患者さんでした。帽子もジャケットもブランケットもピンクなので、すぐに乳がん患者さんだと分かりました。腫瘍内科に行ったときにたまたま一緒になったので少しお話しをしました。彼女はハーセプチンとタキソテールの投与だそうです。とても明るい人でした。
  

治療は2時前には終わりました。子供を迎えに行くまで少し時間があるので、学校によりました。10月は乳がん月間ということで、クラスのみんなのメールボックスに飴を入れてきました。


さてアメリカでは乳がん月間にちなんで、お店ではピンクリボン製品がいろいろと目につきます。多くの商品は収入の一部が乳がんの研究や啓もう活動の資金として利用されます。
 

昨日はたまたま見かけたグレープ味のスパークリングジュースを買ってみました。ほかにもヨーグルト、クリームチーズ、シリアル、プラスチックコップなど、いろいろな製品がありました。  
夕方にはまた二人、クラスメート(Jin, Jardi)が会いに来てくれました。副作用が強いときはスープぐらいしか食べれないと言ったのを覚えてくれていて、スープを作ってきてくれました。
              
今日の夜は本格的には疲れや他の副作用は出ないものの、なんだか体が火照ります。
        
日曜日に友達がもってきて冷蔵庫に入れておいてくれた、冷えたメロンとパイナップルがとても美味しく感じてパクパクいっぱい食べてしまいました。




2008年10月12日日曜日

もと同僚のお友達

子供を生むまで地元の病院に勤務していました。
                   
その時の元同僚が二人、遊びに来てくれました。
            
サラダ、チキン料理、パンツェ、ブルーベリーパイ、揚げギョウザなど、いろんなものを持ってきてくれました。私のほうはチャーハンと茄子茄子をつくりました。
           
抗がん剤で食欲がなくなったときに食べるようにと、缶のチキンスープやフルーツなどもくれました。

久しぶりにお腹いっぱい食べてしまいました。

恒例の女子フットボール (10月11日)

私の通う学校では毎年一年と二年の女子生徒がフットボールの試合で競い会うのが伝統になっています。 今日はその試合を娘と観に行きました。



チーム名は"Toxic Shock". 私と娘も赤いチームシャツを着ていきました。 昨日丸刈りにしたので、頭の後ろにチーム名をクラスメートに書いてもらいました。

試合に出る子たちの袖には、TBと文字の入ったピンクのハートがアイロンプリントされていました。これは私のイニシャルで、闘病中の私にみんなから「頑張れ」とのメッセージだそうです。

「あんたのために勝つからね」と声をかけてくれた子もいました。皆とても私の病気のことを理解してくれて、いろいろと元気付けてくれます。とても嬉しいです。   

さて、選手はみんな女子ですが、ハーフタイムショーをやるのは男子学生です。私達は二年なのでチアリーダーは四人だけでしたが、一年生のほうは女装したチアリーダーが20人ぐらいいました。きもちわるかったです(それがねらいですが)。             

なによりも私達のチームはめでたく勝ったので、良かったです!


夜はクラスメートの家でパーティーがあり、娘を連れて参加しました。 丸刈りは寒そうなので、安物の金髪のカツラをかぶって行きました。最後はすごい混みようで、次の火曜日には三回目の抗がん剤クールなので風邪などうつされないようにしないと、と思いました。実際外はかなりもう寒く、娘も疲れてしまったようなのであまり遅くならないうちに家に帰りました。



少し忙しかったけど、思い出になる一日でした。

2008年10月10日金曜日

丸刈り

髪の毛も9割がた抜けました。

ベットは私の髪の毛だらけ、まさに冬にむけて動物の夏毛が抜け落ちるようです。
私の場合冬毛は生えてきませんが。。。

お風呂も私の毛がところどころに落ちています。
髪の毛を洗ったりとかしたりするたびに髪の毛の束が落ちるからです。
なぜかほとんどない髪の毛を毎日丁寧に洗ってリンスまでしていた私。
でもその残った髪も今日ばっさりと刈ることにしました。

子供をデイケアに連れて行った後、近くのコンビにでバリカンを買ってきました。


いろいろ散髪用のアタッチメント付で、セールで16ドルでした。
これでだいたい刈り上げ、最後に夫のシェービング・キットで仕上げをしました。
全て終わると頭が涼しくなりました。
      
夕方は長いカツラをかぶり、娘をデイケアに迎えに行きました。
   
家に帰ってきて娘の前でカツラをするっと取ると、三歳になる娘が目をまるく見開いて
「はっ」と一言。丸刈りになった私の頭に驚いたようで声がでません。
「ママ髪の毛なくなちゃったんだよ」というと、
「うん、じゃあさがしてくるね」と言って二階に行こうとします。
「いいんだよ、髪の毛なくても。ママ可愛いでしょ?」というと
「うん」と言ってくれました。
そしてたまたまテーブルの上にあったハサミを手にとり、
「なおちゃんも髪の毛切るー」と言って、本当に自分の髪の毛を切る仕草をしました。
   
あわてて止めました。

2008年10月9日木曜日

Get-together

今日は学校からクラスメートが5人(Jin, Lei, Lien-Thanh, Fasil, Nirmal) 、来てくれました。
今日は「微生物学」の小テストがあったので、彼らにとってはテスト後のちょっとした息抜きです。

ポットラックパーティーで、皆なが食べものを持ち合ってご飯を食べ、DVDを見ました。
"I Am Legend" というウィル・スミス主演の映画です。
グループで見るには良い映画でしたね。一人で診たらちょっと怖めかも。
とっても楽しい夜でした。


腫瘍内科医からの電話

午後5時ごろ、病院から電話がかかってきました。
腫瘍内科の担当医の先生からでした。
今日受けたPETスキャンの結果が出たので、火曜まで待てないだろうから教えてくれるとのこと。

がん細胞が吸収する造影剤の濃さはあまり変わらないものの、右胸の腫瘍と腫瘍している脇の下のリンパ節が確実に縮小しているとのこと。

これで現在受けている抗がん剤続行が決定しました。

ACをあと二回、二週間に一回のペースで投与します。

頑張ります!

2008年10月8日水曜日

PET スキャン


抗がん剤二回目を終えて一週間以上経ちました。
今日はペットスキャンの日です。

抗がん剤がどれだけ効いているか、確認するわけです。

実は抗がん剤第一回目を受けて3日目、右胸のしこりを触れたとき 「あれ、ちょっとしぼんだ。。。かな」と感じました。

それから原発巣のしこりと脇の下の腫脹したリンパ節は徐々に小さくなり、今では半分以下になったんでは。。。と思うぐらいに縮小しました。

抗がん剤を開始する前は「抗がん剤投与2回目の時点でペットスキャンで抗がん剤の効果を見る」、「もし腫瘍のサイズが変わらなかったり、かえって大きくなってしまった場合はすぐ化学療法をストップし、手術をする」と聞かされていました。

触った感じでは抗がん剤が効いているようなので、このままあと2クール続行になると思います。
実際どのくらい小さくなっているのかはペットスキャンの結果を待たなくてはなりません。

腫瘍内科医との診察は来週の火曜日です。

ペットスキャンをするにあたって、前日の深夜以降なにも食べれないので、検査が終わったあとは少しお腹がすいていました。でも何を食べていいのか分かりません。家に帰るとお茶漬けとかで済ましてしまうのは目にみえているので、栄養のあるものを食べたいと外食することにしました。「チリ」というレストランに行きました。失敗したのはそこは主にステーキとかハンバーガーとか典型的なアメリカ料理しかなかったことでした。パスタぐらいあると思ったら、なかったんです。「今日のスープ」もたいしたものでなく、結局「スプリングロール」にしました。ハラピーニョがピリッと効いて、3つ食べたら汗が出てきました。「もしかして胃にとってもやさしくなかったかも。。。」と思いましたが、スパイスが効いているので味覚が半分無くなっている私にとっては食べられる料理でした。そして4つ食べて体が火照って頭がボーッした後、なんとなく胃がすっきりして爽快感に。何でも食べてみるものですね。

カツラ

髪の毛も8割がた抜け、かなり頭が寂しくなってきました。今まで帽子などで薄くなった頭を隠してきましたが、もう横の毛も薄々で抗がん剤の副作用で脱毛したのがバレバレです。外に出ると人の目線が気になります。「あの人は癌かな、髪の毛が薄いな」と可愛そうに思われるのがつらくなってきました。抗がん剤を始める前は「髪の毛が抜けたって自分は平気」と思っていたけれど、いざ本当に抜けると正直言って隠したくなってしまいます。

そこで昨日はカツラを買いに近くのショッピングモールに出かけました。韓国人の女の人がやっているウィグショップがあり、いろんなスタイルから2つを選択。店の奥にカツラをフィットしてくれる小さな部屋がありました。中は大きな鏡がって、客が座る椅子、そして回りに美容師さんが使うような器具が置いてありました。ちょっと楽屋をイメージするような部屋でした。

その韓国人の女の人はそこでカツラが私の顔に合うように、カットとスタイリングをしてくれました。自分の髪の毛を失ってカツラをつける。。。「なんでこんな事になっちゃったんだろう」とまた少し悲しくなりました。

でもウィグショップの女の人は、とても綺麗に私の選んだカツラを仕上げてくれました。長いほうのカツラをスタイリングし終えて「高校生みたいに見えるね」なんて、言ってくれました。


この方も毎日、私のような癌で髪の毛を失った人のお手伝いをしているんだな、と思うと彼女にとっては仕事とはいえ「ありがたいな」と思うのでした。
さて私の入っている健康保険では抗がん剤で脱毛した場合カツラは義足や義歯などと同じ「プロテーゼ(人口器官)」という扱いになっています。それでカツラ一つまでは保険がききます。700ドルぐらいまではカバーされるそうで、ウィグショップの女の人が「2つのカツラのお金が下りるように、レシート書いてあげる」というので今回は二つ購入ということになったのです。
長いほうは本物の毛、短いほうは人口の毛でできています。本物の毛はパーマかけたり、脱色したり、自由自在なそうです。
家に帰って無造作に購入したカツラをテーブルに置いておいたら、三歳になる娘がそれを見つけました。長いカツラを持ってきて「これ、なあに」と聞きます。
「これはママのカ・ツ・ラだよ」と答えると
「かぶってー」と娘。
私がかぶると「あー、可愛いねえ」と言ってケタケタ笑います。
今度は自分が付けたいと、私の頭からとって自分の頭に乗っけたりしています。
そして次は「ココにもー」といって犬にかぶせています。
完全におもちゃです。
「これはママの毛だからね、ひっぱったりはだめだよ」と言いました。
「ママはこれ付けてたほうがいいかな」と尋ねると「うん」という答え。
私も単純に「そっか、やっぱ外出時はつけよー」と思ってしまいました。

2008年10月7日火曜日

げ、下血。。。

2回目抗がん剤クールから一週間経ち、やっと元気になりました。

でも今日の朝、トイレで大をした後下血しているのに気づきました。
即効で病院に電話しました。
看護婦さんが出てくれて、状況を詳しく聞いてくれました。すぐ担当医に聞いて、折り返し連絡をくれるとの事。

電話を待っている間、うとうとと昼寝をしていた私。その時看護婦さんからまた電話がかかってきました。下血は抗がん剤の直接的な副作用ではないということ。抗がん剤投与直後に起こった便秘が原因の痔か?抗がん剤では血小板の数も減少するので、心配なら血液検査してくれて、血小板が下がっていればそれに対処する治療をしてくれるということです。

で、明日採血しに病院に行ってきます。

昨日は旦那が仕事でイタリアに行ってしまいました。それも一ヶ月も。。。
私が化学療法真っ最中というのに。。。
幸い近所の方が子供の世話など手伝ってくれると言っているので甘えることにします。

2008年10月3日金曜日

お友達


学校からお友達が二人、お見舞いに来てくれました。

勉強も忙しいなか、夜の8時ごろにお花を持ってきてくれたんです。

一人は「組織学」の実習のクラス、もう一人はスモールグループの時に知り合ったお友達です。

一時間半ぐらい、ゆっくり話しができました。


久しぶりにクラスメートに会えて、とてもうれしかったです。

2008年10月2日木曜日

おなかの調子がいまいち

今日は食欲がないのに加えて、お腹が一日中痛く、長いすでずーっと寝ていました。

「何かたべないと」と思っても、何も食べる気になりません。お腹が痛いのもだけど、味覚が変わってしまったし、食べものを口にすると変な後味が残って気持ち悪くなるのです。

夕方になってコーラを少しと、インスタントの五目寿司をつくって食べました。
なぜか酢飯は喉を通りました。

今日は昼間中寝ていたので、今晩眠れるか心配です。

夕方夫が娘を連れ出していって、ご飯など食べさせてくれたので助かりました。

2008年10月1日水曜日

今日の体調

昨日は抗がん剤投与翌日としては文句ない体調でしたが、今日は少し疲れが出ました。

朝は長いすとうとうと眠り、午後は家の掃除を少しづつしながら疲れたら横になるを繰り返していました。

昨日の晩はなぜか深夜3時半ごろに目が覚め、眠れなくなってしまい、一時間以上コンピューターの前で時間潰し。無理やり床に戻って9時ごろまで寝たものの、それが疲れになって出たのもあるかな。

今日はあまり食欲なし。私の癌のタイプは肉を避けたほうがいいというのを聞いた事があるけど、免疫細胞が増殖するには淡白質が必要なので、夫が買って来てくれたケンタッキー・フライドチキンのポップコーンチキンを夕方少し食べました。

たまに更年期障害みたいに体がほてります。おそらく抗がん剤で卵巣の機能が低下してるのでしょう。

髪の毛も徐々に抜けてきて、おでこの生え際から薄くなってきています。