2009年4月30日木曜日

放射線治療十六回目

今日の朝はいつもの放射線治療に。10時半に腫瘍内科の主治医のDr.Lとの受診があったので、予約が9時45分に入っていました。病院の入り口で車の列が混んでいて、2-3分ほど遅れて到着。
いつも担当してくれるジョージが今日はお休みで、女性の療法士のTracyが担当してくれました。

今日はまたレントゲンを撮る日だったので、全て終わったのは10時20分ごろ。
それでも10時半の腫瘍内科の診察時間には余裕で間に合いました。

Dr.Lにはウイークリー・タキソールが終わった時点での自分の健康状態を報告しました。
化学療法後半に出てきた、朝起きて立ち上がった時ににピリピリとくる足のしびれが徐々に改善してきたこと。
Willbutrin(抗鬱剤)を飲むのをやめたものの、頭が疲れたりボーっとした状態はずいぶん改善され、支障ない生活を遅れていること。

それからお決まりの診察。リンパ節の様子を見て、心臓と肺の音、腹部の触診などしてくれました。
最後にポートをいつ取ってくれるか聞きました。
いつでも良いというので、放射線療法が終わる日の5月20日に取ってもらうようアポイントを取りました。

それから学校で毎年しなくてはいけないPPDの検査。やっても良いですか、と訪ねると「やっても良いけど、免疫がまだ機能していない可能性があるから、きちんと体が反応しないかも」ということ。でも最悪の場合「偽陰性」で出るから、問題ないのですが。PPDやっても体に害はないそうです。

Dr.Lは最新情報などに詳しく、とても優れた腫瘍内科医と思うのですが、早口です。テキパキしすぎるという印象をうけます。訪ねたいことがある場合はこちらから切り出さないと、スルーされてしまいます。がんのような病気をもつ患者さんって、いろいろ複雑だと思います。もう少しゆっくり患者さんと接するほうがいいんではないかな、と今日改めて思いました。

腫瘍内科のクリニックを出て3階にあるインフュージョン・センターへ。
昨日置き忘れてきた携帯をフロントデスクから取り返してきました。

その後はもう一つの病院へ。
再建手術のための骨盤領域のCTスキャンをするためです。
初めて行く病院でしたが、すごい綺麗な病院でした。
患者登録をしてからCTの待合室へ。
患者情報を書き込む紙を渡されたので記入していると、看護婦さんが入ってきて私の名前を呼びました。すぐにCT室につれて行ってくれて、点滴の針を刺してくれました。

しばらくMRI室の前で待たされました。
あのMRIの音、ずーっと聞いていました。自分がMRIを受けた時のことを思い出していました。

CT室に通されるとズボンを膝まで下ろすように言われ、CTの検査台に横になるように支持されました。今日のCTの機械、しゃべるんです。「息をしてください」、「深く息を吸って、止めて」とかって。息を止めてるときにCTの写真を撮っているようです。

「これから造影剤が入りますよ」という看護士さんの声が聞こえ、しばらくして喉から腹部、膀胱にかけてぼーっと暖かくなりました。今回はそれに気持ち悪さが加わって、「これはまずい」と思ったのですが、1-2分して普通にもどりました(ふ~)。検査自体は10~15分ぐらいで終了しました。
 
CT検査のため、昨夜からずっと食べたり飲んだりできなかったので、検査が終わったあと「やっと食べれる~」と少し嬉しくなりました。家に帰るまで1時間ぐらいかかるので、途中のマックでラップとダイエットコークを買って食べました。やっぱりお腹がすいている時はご飯っておいしいな~と実感しました。
 
夕方は「The Many Faces of Breast Cancer」というイベントへ。
学校の近くにある癌専門のクリニックが主催したイベントで、腫瘍内科と放射線医師、遺伝カウンセラーの5人からなるパネル・ディスカッションが行われました。ここ10年間の乳がん治療の進歩と、現在開発中の薬の話などなど、ためになる話がいろいろ聞けました。イベントで参考になった話は、また別の投稿として書きたいと思っています。

娘を連れていったのですが、本会場の隣にモニターが設置してある副会場があり、そちに座ってディスカッションを聞いていました。途中から娘は地べたに横になって、持ってきた塗り絵で遊んだり、もらったばかりのメモ帳にいたずら書きをしたりして遊んでいました。会場の直ぐ外のロビーにはサンドイッチやフルーツ、飲み物、クッキーなどが出され、自由に取れるようになっていました。娘はフルーツがすきなので、何度もディススカッション中に「おなかすいた~」というので食べ物をもらいに外へ。メイン会場だったら人の迷惑になっていたことでしょう。

今日は盛り沢山の日でしたが、充実した一日でした。

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