日本で私の病気を知っているのは家族と2名ほどの友達だけ。
両親は親戚にもこの話をしていないと思うので、本当に身内だけしか知りません。
どんなに親友でも、やはり「がん」と聞くとショックだろうし。
人はどう思うだろうか、と気になってしまいます。
今まで元気だった自分に対しての考え方が変わってしまうだろうか、疎遠になってしまうだろうか。
話したところで自分の病気が治るわけじゃないし、とか。思ってしまう。
それに対して私の夫はとてもオープン。
家族や遠縁の親戚はおろか、仕事の同僚、近所の人や郵便配達のおばさんにまで私の病気の話をします。
この前なんか窓のセールスにきたおばさんにまで・・・
今月は歯のクリーニングの予約が入っています。
でも化学療法中なので、キャンセルしなきゃとずっと思っていました。
そのことを夫に言うと、
「そうだね、キャンセルすれば。お前が治療受けてる事はみんな知ってるから、何も言われないよきっと」と一言。
夫は同じ歯医者に通っていて、この前自分の歯の治療に行ったばかり。
おそらく歯科医はもちろんのこと、受付の女の子達にも私の話をしたにちがいありません。
こちらは乳がんの人も多いし、オープンに話してもみんなポジティブに受け入れてくれます。
だから私もあまり気になりません。
でも日本に帰るとやはり「日本人のプライド」が復活するというか、「みんなと同じ、普通の人でいたい」という気持ちが強くなります。
アメリカにいるのと同じ調子で日本でも、夫が私の病気のことを気軽に誰にでも話されるとはっきり言って迷惑。
「日本人はがんみたいな深刻な病気のこと、軽々と口にしたり人に言ったりしないんだから、気をつけてよね」と夫に話しておきました。
夫はきょとんとしていましたが「オッケー」と一言。
ほんとうに分かってるんかいな。
命日
4 年前
7 件のコメント:
うなさん、おはようさん。
日本人は考えも含めて、言葉に出さない人が多いから、外国の人とはまた違いますよね。私は旅行会社の後、外資系の会社に長く務めていたのですが、給料・賞与・待遇・休暇は上司との個人交渉だったので、ずいぶん日本人の感覚と違うと感じた時もありました。
私は実家の母に心配をかけないように、病気のことは内緒にしているので、人にはあまり話していません。我が家と私の実家が近すぎるうえに、母も老人会などのつながりがあるので。それがなければ、あまり気にしていないのですが、病名を聞くと驚いてひく人がいるのも本当ですよね。
和さん、
夫は私が日本の友人に病気の話をしないことを不思議に思っているようです。まあアメリカ人は確かにいろんな面オープンですけれど。近所でも家の前にある大きな木にこれまた巨大なピンクリボンを掲げている所があって、「ここに乳がん患者がすんでます」って宣伝してるような家もあるぐらい。
オープンに話をしても大丈夫な環境ならいいけれど、日本人の間ではまだまだ・・・ですよね。
和さんは外資系の会社だったんですね。お仕事を通して、外国出身の人の考え方の違いなど、いろいろ経験されたんだと思います。
うなさん、はじめまして(^^)
『乳がん.com』を運営している木下と申します。
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直接コメントさせていただきました。
乳がんを患った方やその関係者様の記事を掲載することで
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木下
先日お友達の誕生日だったので、ステーキハウスに行きました。
彼は日本の出張から戻ったばかりで、体調が悪かったようで一口も食べませんでした。途中で何度もトイレにも行き、私の食べっぷりに驚いていました。
Living with Cancerの私よりも、よっぽど沢山の薬を飲み、調子が悪そうにしている人も一杯います。
私は聞かれれば病気の事は説明しますが、普通の人よりも、外見だけは元気そうに見えていると思います。話を聞いても病気の事を信じられない人も沢山います。
しかし他の人からどう見えようが、「気持ち」だけはいつも元気でいるように、心がけています。
DRYさん、
確かに病気がない人達でも、なんだかカッたるく生活している方も多いですよね。がんという病気があっても、基礎体力とかがしっかりしていれば長生きするんだと思います。ストレスをためずに健康管理をしていくことによって、病気と長く共存していけるんだと考えるようになりました。
「気持ち」も元気であるというのは、とても大切なことだと思います。私は告知されてから鬱も経験しましたが、かなり辛かったです。
DRYさんもこれからも身も心もお元気で長生きしてください!いつも応援しています。
こんにちわ。
私は家族、友人など割と話しています。
正直、病気を話したことで人間関係が
変わってしまった人もいます。
それはそれまでの付き合いだったんだと
割り切っていますね。
ブログにも何度か書いたんですが、本当に
私を認めてくれる人は、乳癌だから何?って
感じです。(●^∀^●)
私もそれがとてもありがたいですね。
もちろん、体調を心配もしてくれますが、
必要以上に過保護にはしません。
それがかえって、私を救ってくれます。
日本はまだまだ閉鎖的で、病識も
医者任せのため、病気そのものの性質より、
悲観的要素が先入観として入っていますね。
特に癌はその代表例ではないでしょうか。
ただ、私も職場ではなかなか話にくいですね。
医療の現場にいながら、まだ悲観的先入観は
実際ありますから。 (^ω^;)
でも仲良くなった職場の仲間にはブログを
通じて、知ってもらっています。
それにしても、旦那様はオープン過ぎるなぁ!
窓のセールスのおばさんにまで話されたら、さすがに私もコラーッってなるなぁ。(^∀^)
小梅さん、
小梅さんはとてもオープンで前向きで、いつもすごいなって思います。
「悲観的要素」って、まさにその通りですよね。はっきり言って(自分もそうでしたが)、がんという病気が本当にどんなものなのか、知らない人が多いと思う。薬に助けは借りますが普通の人と同じように働き、子育てし、人生を楽しんでいるということを。
でも職場って人間関係複雑だし、下手な動きとれないよね。職場では大っぴらにしないのがやっぱり無難ですね。
ったくうちの旦那は何も考えてないっていうか、あっしの乙女心を分かってないです・・・。
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