私の母が好きな東山魁夷の「道」。
人はこの作品をみるとき、自分の歩いてきた道とこれから歩んでいく道を照らし合わせてみるのでしょう。
母と二人でテレビをボーっと見ていてこの絵が偶然映し出された時、母がぽつんと
「この作品をみると涙がでるの。つらかった時のことや、うなをおんぶしてお兄ちゃんと手をつないで歩いた道を思い出す」と言ったことが忘れられません。
私の父はワンマンで仕事一筋なので、母は私と兄が小さかったときは苦労したり寂しかったことも多かったと思います。私もいろいろ迷惑をかけてきたので、母の頭痛の種だったことも数多かったことでしょう。
でも私にとっては「母」なので、母を「一人の女性」としてとらえる機会があまり無いのも確かです。
母は私達を育て上げてくれ、険しい坂道もきついイバラ道も乗り越えてきてくれました。
後にした道もまだ私が見ぬ長い道のり。
人として成長するために必要であろう距離。
私もこれからどんな道を歩くことになろうとも、威厳を保ちながら胸をはって進んでいきたいです。
娘を背負って、どこまでも行きます。
そして私が通ってきた道で偶然会うことができたみなさんに感謝。
そして、これからもいろいろな素晴らしい人達に出会いたい。
命日
4 年前
4 件のコメント:
うなさん、こんにちは。
うなさんだったら大丈夫。逞しいおばさんになって、和ばあちゃんのブログにコメントしてくれるのを、楽しみにしています。
横浜はいいお天気ですが、風が冷たく感じます。そちらのお天気はどうなのかな?風邪をひかないように気をつけてね。
和さん、
ありがとうございます。私も和さんにならって、たくましいおば様になれるよう頑張ります!
私実は横浜生まれなんですよー。やっぱり2月の横浜はまだまだ寒いですよねえ。こちらはここ2-3日冷え込み、風が冷たいです。ついつい出不精になってしまいますが、今のところ体は大丈夫です。
うーん、横浜の話を聞いたら崎陽軒のしゅうまい弁当が食べたくなりました。アー、一日中考えてしまいそう。。。
私は小さい頃、産みの母親をすごく憎んで、
嫌な思い出ばかりが先行していました。
大人になって、彼女は彼女の人生があって、
きっと彼女にしかわからない辛さや苦しみが
あったのだと思うようになりました。
もちろん、彼女の選んだ道に私と弟がいなか
ったのはとても淋しいことでしたが。
人の生き方は多種多様できっといろんな道が
あって、正しい道など本当はわからなくて、
だからこそ人は迷い、悩み、時には立ち止まり、
考えながら、歩いていくのだと思います。
その歩いてきた道に自分の生き様が、これから歩いていく未来の道に希望と理想の光を
見出して歩いていくのだと思いますね。
私は自分の歩いてきた道を自慢できるように。
こんな道を歩いてきたんだよ。って胸を張って
言える、そんな道をこれからも残していきたいです。
なんだかよくわからない文章ですみません。
(^ω^;
小梅さん、
「正しい道など本当はわからなくて、だからこそ人は迷い、悩み、時には立ち止まり、考えながら、歩いていくのだ」
本当に小梅さんのおっしゃるとおりです。前が見えないから、人間の人生なんですよね。電車のレールのように、出発地から目的地まで引かれていて、脱線することなく進行できるのとはちがいます。それに敷かれている線路をいくだけなら、脱線する面白みもないし、自分でできる発見もないしね。
小梅さんは本当に強い人。これからも胸を張って素晴らしい道を歩んでいかれるのが目にうかびます。
おたがい自分なりに、これからも長い道のりを歩いていきましょう!
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