2009年1月20日火曜日

新大統領誕生とタキソール投与二回目

ご存知のとうり、今日オバマ 新大統領が誕生しました。

テレビでは朝はやから就任式の日に行われるさまざまなイベントの様子が報道されていました。

今日はタキソール投与第二回目の日。アポイントは1時半からで、血液検査があるのでそれより早めに行く予定だったのですが、11:30に始まった就任式を家のテレビでみてから行きました。

就任演説を聴いていて、「初の黒人だから言える言葉だなあ」と思う発言もありました。奴隷解放が140年前といっても1955年から60年代中盤まで激しく行われていた公民権運動。白人と同等の権利を黒人が求めていたのはごく50年ほど前だったのですね。そして今年、堂々と初の黒人大統領の誕生です。それも支持率は71%。私の印象は「アメリカ人は本当の意味でも変化」をこれ以上待ちきれなかったんだろう、ということです。ブッシュ政権が8年も続き、経済の悪化するいっぽう、イラク戦争もアメリカの戦争というよりはブッシュの戦争だったという声もあります。同じような共和党の政権を続けさせるより、全く新しい政権で再出発を、というのは分かる気持ちがします。
 
50-60年代に人種隔離政策の元に迫害されながら生活していた黒人の人々には今回のオバマ大統領誕生は歴史的にも感情的にも大きな瞬間だったに違いありません。

 
 
さて、病院には1時ごろつきました。テレビでは就任式後の午餐会のようすが映し出されていました。看護士さんがすぐにポートに針をさし、生理食塩水をスタートしてくれました。それから血液をポートから採取し、ラボに送ってくれました。

ラボから結果が出てファーマシーから薬が届いた時には3時近くになっていたと思います。今日もタキソールを始める前にIVで抗嘔吐剤だのステロイドだの入れてもらいました。前回はよっぱらいみたいになってしまったので、ドキドキ。看護士さんも「よっぱらっちゃうけど、準備はいい」なんて言っていました。
今日も夫がついて来てくれたので、その辺は心配なし。ふらふらしても車まで乗せてくれて家に帰ってくれますから。

看護士さんが薬袋を提げて機械をいじっている間、タキソールについて少し質問してみました。
今のところ目立った副作用はでていませんが、手の痺れなどが4-5回目ぐらいに出ること。
もしかしたら今回は全部の髪の毛は失わないかもしれない、ということを知らされました。
脱毛がひどくてツルツル頭になっちゃうACほどではないそうです。
 
テレビを見みながら、頭がぼーっとしてくるのを今か今かと待っていました。でも特に何も変化はありません。横の空き席に座っていた夫に「ねえ、何か今日は大丈夫みたい。体が2回目だからなれたのかなあ。眠くもならないよ」といってみたところ、しばらくたって看護士がやってきて機械をみて「あらあら、何でスタートしなかったのかしら」と何やらボタンを押し始めました。

それでもってしばらくしたら段々目が重くなってきました。夫が買ってきてくれたタコベルのチキンタコをかろうじて食べ、そのあとは襲ってきた眠気に身をまかせ Z zzzzzzzz。。。

気がついたら「終わりですよー」と言われて起こされました。

車にのって、家について長いすに横たわったことをかろうじて覚えていますが、あとは記憶なし。気がついたら家に娘が帰っていて、時間はなんと夜の9時30分でした!

れは本当に次回の腫瘍内科との診察で
相談しなくてはいけません。夫が送り迎え
してくれる時はいいですが、出張でいなく
なったら、自分の運転で治療を受けにいか
なくてはいけないので、酔払い運転はいただけないです。
 
 
今日の夜はまだまだオバマ大統領の就任記念イベントが続いています。9時30分ごろには若い軍人のためのダンス会がテレビでやっていました。
ちょっとしたお祭りのようですね。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

がんばってください。
大変だけど、かならずいいことがあると思います。

匿名 さんのコメント...

上野先生、

お忙しいところ、お優しいコメントどうもありがとうございます。これからキモ、放射線、再建、ホルモン治療と道のりは長いですが、この体験が将来プラスになるように頑張りたいと思っています。

匿名 さんのコメント...

2回目のタキソールお疲れさまでした。

私もCNNで就任式を見ていました。
オバマ大統領は魅力的な人ですね。

看護士さん、しっかりしてよと思ってしまいました。アメリカとカナダではシステムが違うと思いますが、私がキモを受けた病院ではボランティアの送り迎えがありました。うなさんのところはそういうのはないですか。

髪の毛が抜けないのはいいニュースですね。

Take care.

うな さんのコメント...

マープルさん、

私が治療を受けている病院は海軍病院なので、ボランティアの人達が働いているのをあまり見ません。赤十字のボランティアがフロントの案内などで座っているぐらいでしょうか。

地元の病院で自分がボランティアしていた時は、エスコートみたいのもあったかもしれません。でも車椅子の患者さんだけだったかな?カナダではとても丁寧なんですね。

「髪の毛は全部は抜けないかも」ということでした。でもあまりマバラになると、かえっていやかもしれませんね。