2008年9月11日木曜日

ポート挿入。いたたたた。。。


今日は抗がん剤を投与する入り口となるボートを挿入してもらいに病院に行きました。

軽い麻酔で眠らされて行う「日帰り手術」です。

朝もはやから4時におき、5時半には病院に着きました。
まずは3階にある手術受付および待合部屋へ。
それから一時間ほど待たされ、小さな部屋に通されて静脈に点滴の針を通してもらいました。

またそこで1時間またされたのですが、大きなリクライニングのできる椅子に座らせられたのでつい気持ちよくなってウトウト。。。
「こんにちは」と大きな体の黒人の看護師のおじさんに声をかけられ目が覚めました。
彼の横には車のついたベッドがあり、そこに移れということ。
それでそれに乗っかって、看護師さんに押されて4回の「放射線科」へ。

「放射線科」につくと担当の看護婦さんがやってきて、今日の手術の説明を手短にしてくれました。その後抗生剤を点滴で打ってくれて、また待たされました。病院にくる道が渋滞だそうで、担当の医師が着くのが遅れるとのこと。ふと思うと今日は9月11日です。2001年にニューヨークの貿易センターでのテロリスト事件があってから丸7年たったことになります。私が治療を受けているのは海軍病院なので、今日はいつもよりIDチェックが厳しいようです。

待っている間、看護婦さんたちがおしゃべりしているのをボーっと聞いていました。
自分達の子供の話や、おっちょこちょいの同僚の話などしていました。
このおちょこちょいの同僚とは、患者さん用の毛布を暖めようとして電子レンジに入れたんだそうです。火事にはならなかったものの、電子レンジから煙がでちゃって、火災報知機などなり始めて大変だったそうな。それで何をおもったかその人は煙の出る電子レンジをもって外に出ようとした。そこで火災報知機が鳴ったため駆けつけた警察と消防隊に廊下で食い止められ、しまいには警察官が拳銃をとりだして「ふせろー」といわれたらしく、廊下でつっぷして抑えられたらしいです。テロリストの疑いで。。。ははは。

9時すぎてやっと担当のお医者さんが入ってきました。この先生は外科医ではなく「インターベンショナル・ラジオロジスト」と言って、画像などを使って手術を行うのが専門の放射線科医師です。ポートというのは管を大静脈に直接挿入するので、レントゲン画像を見ながら管を挿入するわけです。
手術室にはこばれました。幅の狭い手術台に移されました。体の上には直径70cmほどのレントゲンの機会があって、それで画像をとりながら管を挿入していくようです。

体にはモニターなり布なりをくつっけられて、首を横に傾けるように言われ、顔にも青い布がかかるので何が起こっているのか何も見えません。さらに「鎮静剤」を打たれるのでまもなく眠ってしまいました。

起きたときには手術はすっかり終わっていました。肩に挿入されたポートのところは感覚がなく、変な感じでした。その後「回復室」に移されました。まだ頭がぼーっとしてたので、またうとうと。お昼すぎには夫が迎えにきてくれました。

病院を出たのは1時半を過ぎていました。家に帰る途中でポートを入れた場所の局所麻酔が切れてきたのがわかりました。その場所が痛み始めたからです。特に車走行中、ガタガタ揺れると傷がしみました。

家にかえって横になろうとすると、いたたた。。。どうも体制を変えると痛くなるようです。座っているほうが楽でしたが、枕を背中において肩を高くしたら長椅子で横になることができました。夕方から夜にかけて、そんな感じで寝ていました。

長い一日でしたが、これで抗がん剤を打つ準備が整いました。
明日から化学療法による治療を開始します。

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