2009年5月16日土曜日

卒業のお祝い

昨日の夜も歯が痛くて起きてしまいました。
日中は特に何ともないのに、熟睡中に痛くなるのは何か理由があるのかな。

痛いといえば、放射線療法を受けてきたわきの下がヒリヒリするようになりました。
良く見ると肌が黒ずんで、一部皮が剥けて下のピンクの組織が顔を出しています。
でもこの右側は脇下リンパ節を取ったので、皮膚の感覚がほとんどありません。
もし皮膚感覚があったら、すごく痛むんでしょうが、多少ヒリヒリするぐらいですんでいます。

さてお昼ごろ、荷物が届きました。
UPSのおじさんが箱を玄関先に置き、ドアのベルを鳴らしてくれました。
それでドアを少し開けたとたん、後ろにいた我が家の犬がこれ見よがしにドアと私の間をすり抜け逃走。
そこで私と娘はスライス・チーズを片手に犬の追いかけ。

最後は2ブロックほど離れたよその裏庭に追い込みました。
人様の裏庭で芝生の匂いを嗅いだり、ごろごろと横になって背中を掻いたり、気持ち良さそうにしていました。つかの間の自由を満喫している様子。でも私達がチラつかせたスライス・チーズには勝てず、まんまと逮捕となりました。

家に帰ってきて娘が書いた絵がこれ。


犬の顔の上に 大きなバツ印が。
「ココ悪い子」と言って絵を壁に貼り付けていました。


お昼には学校の近くのブラジル料理の店へ。
先週の土曜日にクラスメートの誕生会で行ったのと同じところです。

今日はうちの学校の卒業式の日でした。
みごと博士号を習得した日本人のMさんのお祝いで、20人ぐらいの方が集まりました。
私も娘をつれて参加しました。
テーブルの向かいに年配の日本人女性Tさんが、白人の旦那さんRさんと一緒に座られていました。
御一緒するのは始めてです。

実はTさんも乳がん経験者だったことを話してくれました。44歳と47歳のときに告知され、両胸を失ったそうです。現在はとても元気にされていています。

実は日本人で乳がん暦のある方に実際お会いするのは今回が初めて。
私もTさんのように、旦那さんと仲良く年をとっていきたいなあ、と目標にしたくなる素敵な方でした。

私が再建手術を受ける話をすると、「とてもお勧め」と言ってくれました。
Tさんも初め片方の胸を失い、次にもう一つと失って、胸を取り戻した事は自分が「女である」ことの自覚につなったそうです。

私は昔から男っぽいというか、ボーイッシュな性格なので胸なんかペッタンコでもいいんです。
はっきり言って胸よりか、長生きしたいです。
でも娘はまだ4歳。これから海やプールに行きたがるでしょう。
そのとき一緒に行ってあげられないのは、かわいそうかなと思って再建手術を決意しました。
子供のためにもなるべく普通の体でいてあげたいかな、と思うのです。

Tさんにはイーメールのアドレスをいただきました。
できればまたお会いして、いろんなお話を聞きたいです。
本当にいろいろな意味で人生の大先輩です。
今日は思いがけない、素敵な出会いがあったなと思います。

4 件のコメント:

和 さんのコメント...

おはようございます。そうそう、私も昔から男っぽい性格なので、うなさんの考え方には似ているところがあります。(^O^) 現在の私は胸はおじぎ状態で、お腹のほうがそんなに出なくてもという感じなんですけど。(-_-;) 放射線での火ぶくれは、治療が終われば落ち着いてくるものだと思いますが、これ以上ひどくならないといいですね。 

うな さんのコメント...

和さん、

もう三十代後半ですし、運よく結婚もできたので見た目は妥協しっぱなしです。これってオバサン化の道を突っ走ってるんでしょうか?ははは。

わきの下への照射は5日前に終了したのですが、その後に皮膚がただれるとは思ってもみませんでした。全て終了して、それから徐々に回復というようになるんでしょうね。脇は腕の皮膚や洋服などが触れるので、ただれると不便です。はやく治ってほしいです。

小梅 さんのコメント...

犬の顔にバツ書くなんて、可愛らしい!
うちの犬も脱走したら、追いかけるのが大変!

再建するんですね。
確かにプールや海では一緒に入ってあげるとしたら、
胸があったほうがいいですよね。(^^)
きっと、一緒に入りたいって言われたら、
入ってあげたいですよね。

脇の皮膚、痛そう!
脇ってちょうど動かすところだけに辛いですね。
早く良くなりますように。

うな さんのコメント...

小梅さん、

犬の顔にバツ印、笑っちゃうでしょう。うちの子はあまりおしゃべりが上手でないので、気持ちを絵で書いて表現することも多いようです。といっても4歳児のレベルの絵ですが、描く事で満足しているみたいです。

そうなんですよ~、脇って一番皮膚荒れしてほしくない場所かも。すれて痛いし、夏は汗かいて臭くなるし。早くよくなるよう祈るばかりです!