おかげで朝は時間がたっぷり~と思っていたら、家を出るのが遅れてしまい、病院には5分ほど遅れで着きました。
待合室に行くといつも朝に会うフィリピン人の女性が座っていました。
彼女のだんなさんはすい臓癌のため治療中です。
すい臓癌というと予後の厳しいがんの一つですが、彼女によると旦那さんは絶対に克服すると頑張っているそうです。奥さんもとても優しい人なので、旦那さんにも本当に頑張って長生きしてほしいです。
待合室に座っているとDr.Nがやってきて話かけてくれました。
私の主治医ではないですが、Dr.Mの代わりに2回ほど診てくれました。
治療の事意外に学校に関するアドバイスなどもくれて、本当にいい先生です。
しばらくしてジョージが待合室にやって来てくれました。
いつもどうり治療室に入り、治療開始。
そしていつもどうりブースター照射だけで5分ほどで治療完了。
今日は最終日だったので、壁にあるベルを鳴らしました。
治療士のジョージとトレイシーがおめでとうと言ってくれ、おっきなハグをしてくれました。
二人には本当にお世話になりました。また機会があったら二人の顔を見に、治療室のほうに行こうと思っています。
その後個室に通されました。
今日は治療最終日なので主治医のDr.Mに診てもらいました。
脇下の皮膚のただれを見せると、「たいしたことない」との事。
約一ヶ月後にフォローアップ受診の予約をとり、放射線科を後にしました。 一時のアポイントまで時間がたっぷりあったのでフードコートに。
途中で手術をしてくれたチーフ・レジデントの Dr.Cにばったり出会いました。
「元気そうですね」と話かけてくれて、私が学生であることも覚えていてくれて、
「そう、秋から復学ですか。よかったですね」と言ってくれました。
フードコート内にあるタコベルでコンボを頼み、本など読みながら時間をつぶしていたのですが、短気な私は一所にずっといれずにフードコートを出てポート除去処理をしてくれるAngio Departmentへ向かいました。
CTと兼用の受付にいくと、デスクに誰も座っていません。
デスクのところには電話がおいてあり、受付に誰もいない場合はCTの内線に電話してくださいと指示があったのでそうしました。電話口にはCT担当の人がでてくれて、今度はAngio Departmentの内線番号をくれました。そちらに電話すると現在緊急の患者さんが入っているので、しばらくCTの待合場で待っていて下さいとのこと。
もともと30分早く着いてしまったので、待つのは当たり前と呑気ににかまえて待っていました。

準備室に通してくれてガウンを渡されました。上だけ脱いでガウンをはおり待っていると、看護士さんがやってきて今日の手順を説明してくれました。
私は左肩のところにポート挿入手術の跡がありますが、そこと同じところに切り込みを入れ、ポートを抜き取るということ。局所麻酔をたっぷりしてくれるので、傷みはないはずですと言われました。

基本的には看護婦さんが説明してくれた内容を繰り返し話してくれて、私がサインする同意書をくれました。それをサインすると治療室のほうに通されました。
治療室は少しひんやりしていました。
はじめに治療台にうわむけに横にならされ、胸部のレントゲンを撮られました。
レントゲン画像はすぐに室内のモニターに映し出されました。
左肩に入っているポートがくっきり写っているのがわかりました。
それから原発巣があった右胸に4つ、 ホッチキスの玉のようなもの。それから両肺の内側に不明瞭な影があります。とても気になったので看護婦さんにこれらが何なのか尋ねてみました。
看護士さんは私の体を起こしてくれて、レントゲン写真の映し出されたモニターを私の近くに持ってきてくれました。「私は医師じゃないので詳しくは分からないけど・・・」といいながら、ホチキスの玉のようなものは手術のときに入れられたクリップのようなもの、肺の影は気管支が枝分かれしているところでしょうと教えてくれました。
自分のレントゲンに影などがあると、小さいものでもすぐにビビッてしまう私です・・・
しばらくしてフィリピン人の看護士さんが入ってきました。
ポートがある場所を消毒してくれて、血などが飛び散らないように青い紙を何枚か私の顔と胸を覆うように設置してくれました。
私は仰向けに寝かされていますが、顔を右に向けているように支持され、顔の上には青い紙が広げられているため、部屋の様子やお医者さんが何をしているのか全く見えません。
Dr.Yが入ってきて、まずは局所麻酔をしてくれました。
これがチクーっと痛かった!
でも一度麻酔が効いてくると傷みは全く感じませんでした。
その代わりメスで切込みを入れたり、ポートの周りの組織をぐちょぐちょいじくったり、ポートをグイグイ押したり引いてたりしているのが分かりました。どうせなら全身麻酔で眠らせてほし~と思ったりしましたが、先生と看護士さんが絶えず会話をしてくれて私も参加させてもらえたので気が紛れました。
フィリピン人の看護士さんは背の低い女の人で、紙で顔がすっぽり隠されてしまって上は全く見えない私の顔のすぐ前に立っていてくれて、私の様子を見ながら話かけてくれました。
開始後20分ぐらいしてDr.Yが「取れましたよ。見たい~?」というので見たいというと、
顔の前に血みどろのポートがベローンと現れました。
Dr.Yは「記念に持って帰る?クリスマスの飾りにできるよ」などと冗談を言っていました。
全て順調に行ったのですが、あえて文句を言うとするなら治療室が寒かったこと。
とくに私は横になったまま30分ほど全く動けなかったので、余計寒かったのかもしれません。
夜になって傷口が少しヒリヒリしましたが、擦傷が痛むぐらいの軽い違和感です。
シャワーなど普通に浴びていいけれど、水絆創膏のところを擦ったりしないようにとの支持。
水絆創膏は2週間ぐらいで自然と取れるらしく、それまではいじって無理に剥がしたりしないようにとのことでした。傷口は内出血する可能性があるけど、自然だそうです。それから万が一熱など出たりしたら緊急室へ直接行って受診するように言われました。
夕方は家族で外食。
食後も外がまだまだ明るかったのでそばの公園で散歩をしました。
よい夕涼みになりました。
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